結婚式・披露宴でのあがり症・社交不安障害
結婚式や披露宴での挨拶やスピーチ、乾杯、署名等で緊張してあがってしまい、声や手が震えて大失敗するのではないかと心配な方が大勢、当クリニックを受診されています。
新郎の場合、一生に一度の晴れ舞台の挨拶で緊張して声が震えたり、頭が真っ白になって言葉が出なくなったらどうしようと悩む方が多いようです。
結婚式での指輪交換、三々九度、署名などで手が震えるのが心配という新郎・新婦の方もおられます。
主賓の挨拶を依頼された上司が、部下の前であがてしまって声や足が震えたり、うまく話せなかったらみっともないとか、乾杯の音頭で手が震えたら情けないと受診されることも珍しくありません。
友人代表でスピーチを頼まれて引き受けてみたものの、うまくできるか自信がないとか、最後の御礼の挨拶が不安な新郎の父親等も受診されています。一般の招待客の方でも、受付での記帳で手が震えてきれいに書けなかったら恥ずかしい、と心配される書痙の方もおられます。
治療はβブロッカーと抗不安薬の緊張場面での頓服で十分です。ただし、抗不安薬とアルコールの併用は酔いすぎて失態を演ずる可能性があるので、注意が必要です。主賓の挨拶等には院長直伝のアドバイスも好評です。もちろんたった1日の緊張場面のために、SSRIを使用する必要はありません。
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